雑記帳

乙女ゲームやBLゲームの感想などなど気ままに

ピオフィ 楊感想

楊ルート感想のような何かしらの妄言です。
ネタバレ注意。



老鼠という中国人マフィアの首領で、常に薄ら笑いを浮かべている感情の読めない謎の多い男。
相手の感情を逆なでするのが趣味。
気分屋で刹那主義。自身の享楽の為なら他の誰の犠牲も厭わない。

ここまでが公式サイトによるピオフィオーレの晩鐘の攻略キャラ、楊のキャラクター紹介です。
全身に刺青(ここですでにポイント500000追加)、
血を浴びながら狂喜に笑う、声帯が岡○信彦…
こういうキャラが好きな人は100人中5000億人は好きだと思われます。
はい、最高ですね。
某新宿の暗殺者のマスターは高確率で性癖に刺さるかと思われます。ちなみに楊も真名は隠しており絆レベルを上げて恋仲にならないと教えてくれません。
新アサと違うところは、そもそもの性格云々はおいといてガシャをまわさなくてもゲームを購入すれば100%彼と出会えるどころか恋愛ができるところです。なんて素晴らしいんだ。全人類乙女ゲームをもっとやろう。

その楊と恋仲になるには一筋縄ではいかず、大量の主人公とその他大勢の俺の屍(BADED)を越えていかないといけません。
楊を脳内お花畑で信用しすぎては飽きられ捨てられるし、頑なに警戒しまくっても飽きられて捨てられます。
そのため、賢く上手に信用しすぎずに彼の本質を見極めて接していかなくてはいけません。
楊は主人公がつっけんどんなことを言っても「フーン、おもしれぇ女じゃねえか」と返してくださる跡部様(仮名)のような古のポジティブ俺様ボーイと同じ遺伝子を感じますが、
決定的に違うのは面白くない女と判断されると殺されます。
頭と体をはらないと、彼の心を手に入れるなんてこと出来ません。
命をかける覚悟がないと、2次元だろうとイケメンと恋愛なんてできません。
覚悟とは!暗闇の荒野に進むべき(ハッピーエンドへの)道を切り開くこだ!と黄金の精神でセーブ&ロードを繰り返していきましょう。

そんな彼との修羅場のようなオトメイトお家芸・即死ゲームオーバーの先に待っているのはパラダァ〜イス(激萌えシャブイベント)
ヤンキーが雨の中捨て犬を拾う姿にときめくが如く、人間は古来からギャップ萌えに弱いものだと思います。
そんな薄ら笑いを浮かべて殺戮を楽しみ、他人が苦悶する姿に面白さを見出だす乙女ゲーム界の愉悦部の楊が主人公に嫉妬して独占欲をみせたり、主人公のためにパンダのぬいぐるみをプレゼントしたりしたらどうでしょうか。
あまりの萌え配給に、ルネッサ〜ンスと持ち上げた愉悦ワインがビショビショに零れて震えることしかできません。
ストーリーのなかで、元々教会で暮らしていた金髪清楚系主人公が色々あって短くてえっちなチャイナ服を着るはめになるのですが(何故かスチルがないめちゃくちゃ見たかった)、これを見た楊が自分以外の人間が選んだ服装をしかもこんなどスケベな服を着ていることにぶちギレます。
楊はゲーム内でもめちゃくちゃ主人公に性的に手を出してくるので、そういう服装も喜ぶかと思いましたが意外にもいや…当然にも主人公は自分のものだと確信しているので他人に物を与えられるのは許せなかったんですね。
無関心そうにみえて、しっかりガッツリ独占欲みせてくる姿は萌えます。
そして楊が選んだと思われるチャイナ服は、白い上品なものでさらにギャップ萌え…
分かる…そういうの好きだよ…。
そして印象にのこっている萌えイベント、パンダのぬいぐるみ!!!!!!
主人公がパンダを気になってることを知った楊が(食事の時の会話を実は聞いていた萌えポイント)プレゼントしてくれます。
気まぐれなのでしょうが、すごく…良い…………。
もちろんベストエンドやBADEDでのやりとりもとても萌えたのですが、こういうささいなやりとりもたまらなく萌えですね。
ちなみにピオフィは即死ゲームオーバー以外にもキャラクターそれぞれにBADEDがありそれが凝っていて、ベストEDとは違うストーリー展開でちゃんとスチルも用意されています。
楊のBADEDは、楊の本質を見抜けなかった主人公で遊ぶために恋人のふりをして最後は利用して殺してしまうというなんとも悲しいエンディングです。
しかし、最後どこか喪失感をかかえる楊はあの女を自分が思っていたよりも気に入っていたのかもなと考えます。
その言葉が見られただけで拙者満足なり。
グッドエンドでは主人公を殺すことが出来ずに楊が死亡するというもので、BADEDとの対比がとても良かったです。
ベストエンドはいわずもがな。ひたすら最高…イエス…としか言えないためもう1周やりたいと思います。